エクストレイルを購入しようと、新車カタログを見てもディーゼル車はありません。
中古車市場では確かにエクストライルのディーゼル車は見かけることはあります。
現在販売している新型車では、ディーゼルは絶版になってしまいました。
しかし依然として、ディーゼルエンジンの魅力に引き付けられる人は今でもいます。
現在の新型車にはラインアップされていません。
しかし人気ある、エクストレイルディーゼルとはどんな車かまとめました。
目次
エクストレイルディーゼル車の変遷
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/media/File:2008_Nissan_X-TRAIL_01.J
日産エクストレイルディーゼルPG車は、
2008年9月にルノーと共同開発した2000ccターボのクリーンディーゼルが初めて登場しました。
コモンレール式ディーゼルエンジンを搭載した「20GT」は、
オールモード4x4-iに、6速MTの組み合わせのみでCVTの設定はありません。
ヨーロッパ仕様がベースなので、日本でも同様にフロントバンパーとグリル、そして後席中央の3点式シートベルトが標準装備されています。
防水シートはクロス、スクラッチシールドが全色選べます。
*(ただし、20GTではデザートアンバー・パールメタリックの塗色が選べません)
またテレスコピック・ステアリングが装備されるています。
ですのでガソリン車とは装備内容に多少の違いがあります。
また2010年7月にはマイナーチェンジがあり
クリーンディーゼルは6速MTか、新たに6速ATが追加されました。
2013年10月にはガソリン車のフルモデルチェンジが発表され、それにに合わせクリーンディーゼル車の仕様変更も実施されました。
法規に対応するために「ウォッシャブルダブルラゲッジ」がフラットな形状となりました。
後席をダブルフォールディングすれば、奥行きも充分にあるおおきなラゲッジスペースが出現します。
引用元:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/0708/XML/card/d2qv2n000003keix.html
また、シートは防水シート(セルクロス/ネオソフィール/パートナーコンビシート)が基本装備です。
クロスシート(スウェード調トリコット)はメーカーオプション設定(「20GT」のみ)になりました。
そして2015年2月、クリーンディーゼル車の生産が終了されることになってしまいました。
これによりガソリン車を含めた2代目T31は、すべて生産が終了することになったのです。
エクストレイルクリーンディーゼル
世界で初めて2009年排ガス規制に適合したエクストレイル20GTが、2008年9月から日本で販売を開始しました。
環境にやさしくパワフルでクリーンに走り、新たなポテンシャルを持つクリーンディーゼル20GT、20GTS。
環境に配慮することはもちろん、その性能を引き出すために様々な工夫がされています。
最高出力:127kW(173PS)/3750rpm
最大トルク:360N・m(36.7kgf・m)/2000rpm
まず最先端の技術を採用した「M9Rエンジン」は、ロングドライブを存分に楽しめる走行性能。
そしてPM(粒子状物質)や環境負荷物質の排出レベルを大幅に低減する環境性能。
室内における静粛性や経済性も両立します。
またこのディーゼルエンジンには、コモンレールシステムやリーンNOxトラップ触媒(LNT)などの最先端の技術の粋を結集しています。
コモンレールシステムとは、まず1600気圧の超高圧で燃料を微粒化します。
そして微粒化された燃焼を室内にまんべんなく噴射することで、空気と均一に混合させます。
燃料を均一に混合させたことで、燃焼効率を向上させ黒煙の発生を抑制します。
ピエゾ式インジェクターは、燃料噴射を分割して行うことが可能なインジェクターです。
噴射のタイミングと噴射量の精度を向上させることにより燃焼圧力の上昇を制御。
燃焼音の抑制に効果を発揮します。
またダブルスワールポート。
燃焼室内に高速の渦を作り出し、空気と燃料を効率よく混合することで燃焼を促し、PM(粒子状物質)の発生を抑える。
DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)
燃焼によって発生した黒煙を捕集した後、高温の排出ガスで自動的に酸化。黒煙を主成分とするPM(粒子状物質)を99%以上除去する。
といった最先端の技術が結集されています。
エクストレイルディーゼルの魅力
ではこのエクストレイルクリーンディーゼル車の魅力とはどんなところにあるのでしょうか?
外観や内装など気になる点を見ていきたいと思います。
カラーコンビネーション
引用元:http://history.nissan.co.jp/X-TRAILCD/T31/1312/exterior_color.html
エクストレイルディーゼルはボディーカラーとして6種類の色が用意されています。
バーニングレッド、ブリリアントホワイトパール、ブレードシルバー、スチールブルー、ダイヤモンドブラック、ブリリアントシルバー以上6色です。
また塗装にはすべてスクラッチシールドが施されています。
このスクラッチシールドは軟質樹脂を配合したクリヤー塗装で、洗車によるすりキズや日常での引っかきキズ程度くらいなら、時間とともにほぼ元の状態に復元されます。
ですのでブッシュのある道なども、気にせずに走ることができます。
内装運転席回り
引用元:http://history.nissan.co.jp/X-TRAILCD/T31/1312/interior.html
そしてインパネはアナログメーターで見やすくなっていますので、誰にでも快適にドライブを楽しむことができます。
サイドブラインドモニターをメーカーオプションを選んだ場合は、カラードサイドアンダーミラーは非装着になります。
サイドブラインドモニター、ステアリングスイッチはメーカーオプションになっています。
ウォッシャブルダブルラゲッジ
引用元:http://history.nissan.co.jp/X-TRAILCD/T31/1312/interior.html
エクストレイルディーゼルは上下に荷物が積める2段構造の「ウォッシャブルダブルラゲッジ」です。
もちろん簡単な操作で取り外しも可能です。
そればかりか下段・右側には、引き出して荷物がラクに取り出せるアンダートレイを装備。
そのうえ後席をダブルフォールディングすれば、奥行きのある広大なラゲッジスペースが出現します。
またウォッシャブルラゲッジボードは、取り外して丸洗いできるので、ドロや雪の付いたモノも気にせずに積み込めます。
防水シート
引用元:http://history.nissan.co.jp/X-TRAILCD/T31/1312/interior.html
エクストライルのアウトドアスポーツ・シーンに欠かせないのが防水シートです。
海から上がったばかりの濡れたウエットスーツや、ドロのついたまま座っても、拭くだけできれいにできるシートです。
またシートサイドとヘッドレストはパートナー®を使用することで質感にもこだわり、ホールド性の良いシート形状で乗り心地にも配慮しています。
* セルクロスは住江織物株式会社、ネオソフィールはセーレン株式会社、パートナーはアキレス株式会社の登録商標です。